自由が丘の商業地は、個店や前庭・中庭空間が細街路でつながっています。
この細街路の回遊性と低層の街並みが、歩きやすく居心地のよい街並みを形成しています。
商業ゾーンでは洗練された店舗周りと居心地のよいヒューマンスケールを継承しつつ、 歩いて楽しい街づくりを目標にします。
また、駅から降り立ったときに、最初に目にする駅前広場の街並みは、自由が丘の顔とも言うべきものであり、それを自由が丘に相応しい街並みにすることを目指します。

自由が丘地区でのまちの魅力を高める広告物の例  過剰にせずに街の表情をつくっていきたい
●中高層部	＊2009-17年度に街並み相談、協議をおこなったもの
切り文字ですっきり表示し屋上覆いも壁面と一体に見えるようにした＊	壁面に切り文字でロゴマークも示した＊	建物自体がショーケースとなるようにデザインした＊
●壁面広告物や広告塔
建物には看板を設けず窓面内側にとりかえできる表示をした＊	テナント用の看板を集約して設置するようにした＊	建物自体に商品をグラフィクでデザインした
●低層部
昔からの看板を再利用し、季節ごとののれんと組み合わせた＊	店頭のしつらえ、オーニングを隣と協調したデザインに整えた	ショーケースとロゴのバックライトで夜景を演出した＊

自由が丘地区での店先空間の例 　　半公共空間を豊かにし歩行者にやさしいしつらえを工夫したい
店舗のあいだに石畳や緑のある路地状の庭を設けた	街角に中木の植栽とベンチのある休憩スペースを設けた＊	店内の様子がうかがえ、温かみのある灯りの店頭にした
街角を花と緑で演出した＊	屋外階段を来店者の動きが見え、壁面の緑も楽しめるものに演出した＊	緑とベンチのある店先をしつらえた